悪魔とあたし



すると……



「ねぇ優斗くんどこよー?」



「この辺で見たって子も居るけどここは居なさそうだよねー」



「うん。あっち行こ」



藍海は黙ってパタパタと女子達の足音が去るのを聞いていた



「…チッ。
久々に学校に来たらこれかよ。」



「確かに…これじゃ学校来にくいよね?」



「心配してくれんの?」



「心配ってゆうか…あたしだったら嫌だなって思ってさ」



「お前…優しいな」



優斗は少し照れながら言った



--ドキッ…--



なによ…
こんな顔テレビでも雑誌でも見たことないし…



「優斗が照れてるー♪」



「だーいちいち言うなよ!」



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