悪魔とあたし
すると…
--ガサッ--
「……ひっひぇ!?」
「誰かいんのか?」
不機嫌そうな声が奥から聞こえて来た
「あっあの先客ですか?」
「まぁなー…」
すると声の主がようやく花園から顔を出した
「………え?」
「…………」
その主は黙ったまま口をぱくぱくさせている藍海を見つめていた
「…本当にこの学校の生徒だったんだ…」
「あ?…あぁまあな」
「…本物だよね?
本物の神谷優斗だよね?」
「そうだけど
何?あんた俺のファン?」
「ファンって言うかなんてゆうか……」
「ふーん…」
優斗は無表情のまま藍海を見つめた