悪魔とあたし
「だからあたしには好きな人が…」
男子は藍海にどんどん近寄ってきた
不幸なことに藍海達はあまり人の通らない高架下に居た
「ちょっと…な…何?」
「…なら好きになってもらうしかないかな?」
そう言ってじりじりと藍海を追い詰めた
「やだ…ちょっと待ってよ…」
藍海は追い詰められてとうとう逃げ場を無くした
男はニヤリと笑って藍海が叫ぼうとすると口を押さえた
「ん゙ー!!!」
もう片方の手で腕を押さえられた
藍海がぎゅっと目をつぶってある人の名前を心の中で叫んだー…
優斗!助けて!
「てめぇ…何してんの?」
藍海はぎゅっとつぶった目を開けると優斗が立っていた