悪魔とあたし
倒れ込みそうになった藍海を優斗が見事にキャッチしてくれた
「…ごめんな…
怖かっただろ?」
そう言うと髪をさらっと撫でてくれた
「…ッ…何なのよ!
何回も電話しても繋がらないし…
携帯持ってる意味ないじゃん!」
「ごめんな…」
優斗が本当に申し訳なさそうに謝るのでいつの間にか藍海の目には涙が溢れていた
それを見た優斗は藍海をぎゅっと抱き締めた
「う…ック…グス…
こ…怖かったよお…」
そう言って藍海は優斗のシャツをぎゅっと握って藍海も優斗に抱きついた
「うん。ごめん…」
「んーん。
優斗は悪くないよ…
電話だって仕事中だったよね…
なのに来てくれてありがとう」