悪魔とあたし
「どうして…?
ふっ。お前はこうして欲しくなかったのか?」
「……何それ……
みんなにそんなことしてるの?」
「まぁ外見が俺の気に入った奴だけな」
「外見で判断する…?」
「当たり前だろ。
キスぐらいでお前らファンは大喜びだろ?」
その言葉を聞いて藍海の中で何かが切れた…
--パンッ…--
「…ってー…
てめ…何すんだよ?!」
「最低だね。
外見しか見てない…?
ふざけないでよ!!
あたしは…ずっと…ずっと…」
藍海はそこまで言いかけて涙を堪えながらびっくりした様子の優斗を睨んだ
「もうあなたと話ても無駄だわ。
最低男!テレビではいい顔して!
まんまとだまされたわ
さよなら。」