悪魔とあたし
「…藍海…おはよ」
藍海は無視して優斗の横をスタスタ歩いて行ったが一瞬ピタッと止まって今度は教室まで走って行ってしまった
なんで…何で?
いつも俺様で自己中のくせに今日はそんな元気ないのよ!!!
あたしなんかどうせ何とも思ってないくせに…
藍海は泣きそうになるのを我慢して一時間目の授業に励んでいた
--ガラッ…--
「あら…今授業中よ?
どうしたの?神谷くん。」
へ?ひ…優斗…?
藍海が優斗の方を見ると目が合ったので藍海はすぐにそらした
すると優斗はずかずかと教室の中に入ると藍海の席の前まで来たと思うと藍海の手を掴んだ
「先生。関矢藍海借りていきます」