悪魔とあたし

「気にしないって…芸能界やめちゃうの?」



「あぁ。別にどってことねぇし
藍海に会うまでは暇つぶしみたいなもんだったし」



「ばかっ!!
もういいっ!!
あたし一人で帰る」



「は?おい…!」



「ついてこないで!」



優斗は藍海の手を取って抱き締めた



「何怒ってんだよ?」



「優斗は何も分かってない…」



「…は?…」



「あたしは仕事してる優斗もﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄの優斗も好きなの!」



「ぷっ。あははは!!!」



「……何で大爆笑してんのよ……」



「わりぃわりぃ。
こんな嬉しいこと言われたの初めてでよ」



「…散々大爆笑しといて何よ…」