悪魔とあたし
しかし藍海はいつ週刊誌にこのことが載ってしまうか心配だった
「優斗ー?
クスッ。寝てる…」
昼休み優斗の教室を覗くと居なかったので花園に来てみた
藍海はにっこり笑うと何か思い付いたように優斗の髪をいじり始めた
すると急に視界がぐるんっと変わった
「あ゙…」
「あ゙…じゃねぇよ。
藍海てめぇ何してんだー?」
優斗は口元を少しあげて意地悪そうに藍海に覆いかぶさって上から藍海を見ていた
「え…いや…優斗に貸した教科書返してくれないおかげで先生に怒られたからちょっと仕返ししようかと…」
「で…それで?」
「それで…優斗が寝てたから前髪上げたとこでも見てみたいなぁって思って?」