悪魔とあたし
「何が改心したよ…
結局それが目的なんじゃない!
あたし達が裕福な暮らしをしてるとでも思うの?
これでもギリギリよ!」
「何だよ?再婚したんじゃないのかよ?」
「あんたの借金のせいよ!
何もかもあんたのせいよ!
こっちこそあんたにたっぷりお金払って欲しいわよ!
反省なんてちっともしてないじゃない!」
「藍海ーそんなに怒るなよ?なっ?」
「名前呼ばないで。」
藍海は冷たい目をして父親を拒絶した
「あーそうかよ。
そんな嫌われてるとはなー」
「……………」
藍海が黙って聞いていると母親が急に立ち上がった
「言いたいことはそれだけかしら?
さーそろそろあたしが呼んだ警察が来る頃かしら?」