happy new me !
「「はぁーー!終わったぁー!!」」
2人で手分けして何とか掃除を終わらせた。
時刻はもう23時過ぎ。
あと、少しで年が明けてしまう。
私たちはとりあえずコーヒーを飲んで一息ついた。
「助かったよ、奈菜ちゃん!本当にありがとう!これでこのお店もサッパリ新年を迎えられるよ!」
「お役に立ててよかったです!こちらこそありがとうございました!こんなに素敵な髪にしてもらって。ちょっと崩れちゃいましたけどね。」
「ううん。外にいる奈菜ちゃん見たら、いてもたってもいられなくなっちゃって!そうだ!もう一回、こっちきて!」
そう言って、鏡の前に手招きする。
何をするんだろう。
とりあえず私は大人しく座った。
すると小野さんは、また髪の毛を整え出した。
「もう帰るだけですから大丈夫ですよ!」
「まぁまぁ、いいから、いいから!」
そして小野さんは準備室に向い、何やらポーチのような物を持ってきた。