孤独女と王子様
男2名、女3名で1つのテーブルに着席する。
「やっぱり目立つかなぁ」
『当たり前でしょ。だって目立たないと男避けにならないもん』
もう一人の女同期のノゾミちゃんが言う。
『お前は自覚がなさすぎ』
「何の?」
『お前は万人に受ける美女だからなぁ。彼氏が今日の式への列席に嫉妬して、キスマークを付けた。男としては分からなくはないね』
男2名の同期も剛さんの行動に同情する。
ちなみに、私の彼=剛さんがこの式のキャプテンを務めることは、みんなには言っていない。
言うつもりもない。
剛さんが見つかる。
見つかってしまう。
それって、独占欲?
まるで剛さんがキスマーク付けた心情と同じじゃん。
すると、私の携帯に着信が。
メールだ。
―"今日、式が終わったら、今いる控室の中で待っててね。同期たちと飲みに行っちゃダメだよ"―
「やっぱり目立つかなぁ」
『当たり前でしょ。だって目立たないと男避けにならないもん』
もう一人の女同期のノゾミちゃんが言う。
『お前は自覚がなさすぎ』
「何の?」
『お前は万人に受ける美女だからなぁ。彼氏が今日の式への列席に嫉妬して、キスマークを付けた。男としては分からなくはないね』
男2名の同期も剛さんの行動に同情する。
ちなみに、私の彼=剛さんがこの式のキャプテンを務めることは、みんなには言っていない。
言うつもりもない。
剛さんが見つかる。
見つかってしまう。
それって、独占欲?
まるで剛さんがキスマーク付けた心情と同じじゃん。
すると、私の携帯に着信が。
メールだ。
―"今日、式が終わったら、今いる控室の中で待っててね。同期たちと飲みに行っちゃダメだよ"―