孤独女と王子様
「これは一応、婚約指輪。入籍はしたけど、これはプレゼントさせて。結婚指輪は別に作らせるから」
『同じお友達に?』
「うん。デザイナー料はタダでやって貰っているよ」
今夜、蒼の手伝いで僕の荷物をマンションに運ぶことになっている。
蒼は忙しい男。
でも、どうしても由依ちゃんに一度会ってから、結婚指輪を作り始めたいと言ってきたので、引っ越しの手伝いを理由に由依ちゃんと会わせることにしたんだ。
午後7時。
僕はまず実家に帰ると、既に蒼は応接間でお茶を飲んでいた。
「早いな」
『今日はお前の彼女を見られるかと思うと、楽しみで昨夜は熟睡』
蒼は、僕の友達では数少ない外見が"チャラい"男。
髪の色はかなり明るいし、ピアスホールは何個あるの?って言うくらい耳はアクセサリーだらけ。
服も暑いからと、七分丈の白いパンツにTシャツ。
靴はビーチサンダル。
『同じお友達に?』
「うん。デザイナー料はタダでやって貰っているよ」
今夜、蒼の手伝いで僕の荷物をマンションに運ぶことになっている。
蒼は忙しい男。
でも、どうしても由依ちゃんに一度会ってから、結婚指輪を作り始めたいと言ってきたので、引っ越しの手伝いを理由に由依ちゃんと会わせることにしたんだ。
午後7時。
僕はまず実家に帰ると、既に蒼は応接間でお茶を飲んでいた。
「早いな」
『今日はお前の彼女を見られるかと思うと、楽しみで昨夜は熟睡』
蒼は、僕の友達では数少ない外見が"チャラい"男。
髪の色はかなり明るいし、ピアスホールは何個あるの?って言うくらい耳はアクセサリーだらけ。
服も暑いからと、七分丈の白いパンツにTシャツ。
靴はビーチサンダル。