孤独女と王子様
ただ、父さんに尽くしていた妻だったか・・・と言えば、それはかなり疑問。
家にいないことが多かったからね。
だから父さんは寂しくて、浮気したんだ。
でも、それを正当化することはできないけど・・・
まぁ、そもそもうちの母は、人の妻になるタイプじゃなかったんだろうな。
そんな人がスマイルライフか・・・チャンチャラおかしい。
別に母と僕の関係は悪いわけではない。むしろいい方だ。
でも、由依ちゃんにお勧めできるような人間ではないことは確かだ。
僕としては、6番目の妻として父さんが結婚した貴子さんと、幸せになってもらいたい。
これは本心。
実際に父さんにそのことを伝えたら、逆に
"お前も幸せになれる相手を見つけろよ"と言われた。
その時点で既に、4きょうだいで独身は僕だけだったから。
「由依ちゃんが読んだら、僕に感想を教えてよ。本人に伝えてあげる」
『そんな、恥ずかしいです。でもとにかく早く読みたいです』
「あ、ごめん。母の話が長かったね。読書タイムにしますか」
家にいないことが多かったからね。
だから父さんは寂しくて、浮気したんだ。
でも、それを正当化することはできないけど・・・
まぁ、そもそもうちの母は、人の妻になるタイプじゃなかったんだろうな。
そんな人がスマイルライフか・・・チャンチャラおかしい。
別に母と僕の関係は悪いわけではない。むしろいい方だ。
でも、由依ちゃんにお勧めできるような人間ではないことは確かだ。
僕としては、6番目の妻として父さんが結婚した貴子さんと、幸せになってもらいたい。
これは本心。
実際に父さんにそのことを伝えたら、逆に
"お前も幸せになれる相手を見つけろよ"と言われた。
その時点で既に、4きょうだいで独身は僕だけだったから。
「由依ちゃんが読んだら、僕に感想を教えてよ。本人に伝えてあげる」
『そんな、恥ずかしいです。でもとにかく早く読みたいです』
「あ、ごめん。母の話が長かったね。読書タイムにしますか」