絆テレパシー
俺は普段使わない頭を必死で回転させた。これが彼女に筒抜けであることは少し恥ずかしさも感じられたが、そんなことは気にしていられない。
まず、彼女とテレパシーで会話をした。これは紛れもない事実だ。ここからわかること。それは、彼女も超能力者だということだ。でなければこんなことはできない。
(次に…あれ?)
思い付かない。自然と冷静さが戻る。
たしかにテレパシーというものには驚きを隠せなかった。しかし、俺自身が実際、超能力を使っているのだから他に超能力者がいたって不思議ではない。自分でも断言していたではないか。この世に超能力は存在すると。
(ただ…)
(終わりましたか?)
彼女の声が脳に直接伝わってくる。俺はそれに首を縦にふり、慣れないテレパシーで続けた。
(いくつか質問させてくれないか?)
まず、彼女とテレパシーで会話をした。これは紛れもない事実だ。ここからわかること。それは、彼女も超能力者だということだ。でなければこんなことはできない。
(次に…あれ?)
思い付かない。自然と冷静さが戻る。
たしかにテレパシーというものには驚きを隠せなかった。しかし、俺自身が実際、超能力を使っているのだから他に超能力者がいたって不思議ではない。自分でも断言していたではないか。この世に超能力は存在すると。
(ただ…)
(終わりましたか?)
彼女の声が脳に直接伝わってくる。俺はそれに首を縦にふり、慣れないテレパシーで続けた。
(いくつか質問させてくれないか?)