絆テレパシー
(最後に「行き来」できる状態というのが、今もしている「テレパシー」です。お互いの脳を二本の道で繋ぎ、片方で情報を送り、もう片方で受け取る。こうすることでテレパシーは成り立ちます)
なるほど、と思った。
要するに、今までは情報を受け取るだけだった俺を彼女が何らかの方法で送受信できるようにした、ということだ。しかし、新たな疑問が浮かぶ。
(何となくわかったよ。でも、なぜ君はそんなに詳しいんだ?)
まるで彼女はこの超能力についての全てを知っているかのように饒舌に話していた。無知の俺にとってはそこがどうしても疑問に感じてしまう。
(…詳しいことは後日話しましょう。次の土曜日か日曜日は空いていますか?)
彼女の意外な返答に表面上は戸惑うも、
(是非!)
(わかりました。では、明日土曜日、午前10時に△△駅の改札口で会いましょう。)
脳とは正直過ぎるものだ。まるで執着しているかのように答えてしまった。
彼女はクスリと笑いをこぼした。
(…筒抜けですか?)
(はい。)
困ったものだ。
なるほど、と思った。
要するに、今までは情報を受け取るだけだった俺を彼女が何らかの方法で送受信できるようにした、ということだ。しかし、新たな疑問が浮かぶ。
(何となくわかったよ。でも、なぜ君はそんなに詳しいんだ?)
まるで彼女はこの超能力についての全てを知っているかのように饒舌に話していた。無知の俺にとってはそこがどうしても疑問に感じてしまう。
(…詳しいことは後日話しましょう。次の土曜日か日曜日は空いていますか?)
彼女の意外な返答に表面上は戸惑うも、
(是非!)
(わかりました。では、明日土曜日、午前10時に△△駅の改札口で会いましょう。)
脳とは正直過ぎるものだ。まるで執着しているかのように答えてしまった。
彼女はクスリと笑いをこぼした。
(…筒抜けですか?)
(はい。)
困ったものだ。