絆テレパシー
3章―テレパシー―
入学式から二日たつと徐々にグループができてくる。しかし、まだ手探りという状態でそこに信頼関係があるわけではない。
ざわつく教室にチャイムが鳴り響くと先生が入ってくる。生徒達は皆各々の席へと戻った。
SHRが終わるとすぐに授業は開始された。しかし、その内容は年間の授業進度の予定だったり、簡単な担当教諭の自己紹介であっという間に一日は終わろうとしていた。だが、問題は最後に起こった。
――6時間目 LHR
学級委員になりたがるやつはクラスに2人はいる、そう思っていた俺にとって立候補するものがいないことは驚きだった。しかし、動じることなく先生は、それじゃあくじで決めます!、といい予め用意していたのであろう くじ を取り出した。
俺は当たらないことを願った。だが、1/40の確率だそう簡単には当たらないはず
「1人目!…4番!五十嵐君よろしく!」
俺は返事も忘れ、目の前が真っ白になった。
ざわつく教室にチャイムが鳴り響くと先生が入ってくる。生徒達は皆各々の席へと戻った。
SHRが終わるとすぐに授業は開始された。しかし、その内容は年間の授業進度の予定だったり、簡単な担当教諭の自己紹介であっという間に一日は終わろうとしていた。だが、問題は最後に起こった。
――6時間目 LHR
学級委員になりたがるやつはクラスに2人はいる、そう思っていた俺にとって立候補するものがいないことは驚きだった。しかし、動じることなく先生は、それじゃあくじで決めます!、といい予め用意していたのであろう くじ を取り出した。
俺は当たらないことを願った。だが、1/40の確率だそう簡単には当たらないはず
「1人目!…4番!五十嵐君よろしく!」
俺は返事も忘れ、目の前が真っ白になった。