月光~誠ノ心~
李久は百合の様に白い毛並みで、ブルーの瞳大きさはスマホくらい?

まぁ、とにかく可愛い。

あっ、急がなくてわ。


「歳君、少し出てくる。」

「お、おぉ。何処に行くんだ?」

「香苑と夏奈を探しに。」


そう言えば歳君は目を見開いて。


「二人も来てるのか。制服のままなのか?って李彩、その羽織どうした?」


羽織?

私は自分の服装を確かめる。

そしたら、ダンダラ模様の羽織を肩から掛けていた。

私は羽織を脱ぎ、畳んで渡す。


「あっ、忘れてた。斎藤一、助かった。有り難う。」

「いや、たいした事はしていない。」


本当にぶっきらぼうだな。
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