月光~誠ノ心~
「なんか、胸騒ぎがして…。」

「うん、心臓がざわざわする~。」


ざわざわって、香苑は、沖田総司のこと考えてるからじゃ…。

怒られるから言いはしないけど…。


「そうか、二人も。きっと何か不吉なことが。」


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三人で考えていれば、空が一瞬にして暗くなった。

そして雲の隙間から月が現れ、私達は月光に包まれた。

月光の中に在ったのは何時も行っていた、神社。

ボーとしていれば、声が聞こえてきた。


『ソナタ達の願いを聞き入れた。今から幕末へと送り届けてやろう。』


と、

そしたら、また月光に包まれた。

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