私の人生でたった一度の恋でした。
「やっと解放されたのが、中3で学校から帰ってきたらだれもいなくてさ、手紙には毎月金振り込むしか書いてなくて…」
叶星も私と同じ感じなんだね。
「私の家もそんな感じだよ。」
「えっ?」
「毎日、仕事から帰ってきた父親にストレス発散のように殴られたり蹴られたりされてんだよね。」
なんで、こんな奴に話してんだよ。
「じゃあさ、俺の家に毎日遊びに来いよ!泊まっていってもいいし。」
「なにいってんの?さっき知りあったばかりなんだよ?」
「別に俺は構わない。」
呆れ果てて溜息が出てしまう。
「はぁー。てか、あんた何才?」
「そーいえば、言ってなったな!お前と同い年だよ?」
はっ?同い年??
「嘘でしょ!!20歳ぐらいかと思った!!」