私の人生でたった一度の恋でした。
仲良かった子も離れていってしまった。
その時は、傷ついたよ。
家ではあんな感じだったから唯一楽しめる学校が楽しくなくなったからね。
「お前いいのかよ。」
「なにが?」
「このままで。なんかあいつらに言ってやれよ」
そんなの。
私は望んでいない。
「いいよ、別に。」
「お前がそこまで言うなら。でも、学校楽しいのか?」
「つまんない。友達がほしい。」
つい本音が出てしまった。
こんな事言うつもりはなかったのに。
「フッ。おけ!わかった。望み通りにしてやるよ。」
「え?」
「まぁ、今日はとにかくかえるぞ。」
「あ、今日はありがと。後、ごめんなさい」
「なんであやまんだよ!」
そう言って、叶星は笑っていた。
グイッ
「ほら、かえるぞ。」
叶星は、私の腕を引っ張って手をつないで来た。
その行動が嬉しかったのは、今でも内緒にしてる。
ありがとう、叶星。