私の人生でたった一度の恋でした。


「だ、だってお兄さんが。」


「あいつ、私のこと話してなかったな!
?」


「え、?」


「私たちは三人兄弟だったんだよ?」


「あ、はい。」


「これで、友達一人ゲットだな?」


突然、現れた叶星にいわれた。



あ、昨日言ってた事本当にしてくれたんだ。



「うん!!ありがと!」


「私のことは歌優って呼んで!」


「私も呼びてでいいよ!」



「よかったな、星輝?」


「うん!」



それから、私たちはリビングに移動して今までの事を詳しく話した。


私の、家のことや学校の事も。


「そう。じゃあ私たちの家のこともしってたのね。」


「あぁ。」


「それより、びっくりしたんだけど!いきなり電話がかかってきて、一緒に住んでる女の友達になってくれって。」



「だって、本当のことだろ?」


「まぁ、そうだけど!普通勘違いするでしょ?!」



歌優は、別々に住んでいるらしい。



全然知らなかったけど、同じ学校で三組なんだって!
隣のクラスなのに、知らなかった。



「まぁ、とにかく歌優。星輝の事よろしくな?男だけじゃ解決できないこともあるだろうし。」



「了解!まかせといて!」


「じゃあ、俺ちょっと出かけてくるわ」


「はーい!いってらっしゃい」


「あの歌優、一緒にショッピング行かない?」


「えっ?」


「えっと私、あんまり友達と出かけたことないから。その…」




そう。私はあんまり友たちと出かけるって事はあまりない。



実際、家があんな感じだったから疲れ果てて外に出るって言うことが少なかった。


だから、この時は行きたいとおもったんだ。



その時は、こんな軽く考えていたのにこれが原因であんな事が起きるって思わなかったんだ。

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