私の人生でたった一度の恋でした。


「いいよ、いこっか?どこいきたい?」


「本当?えっと渋谷にいきたい!」



星輝、嬉しさのあまり声が大きくなっていた。



「フッ。本当可愛いね」


「えっ///」



すぐに顔が赤くなるのがわかった。


「さっ、行こうか!!」

「うん!」



それから、私たちは電車を乗り継いで渋谷にむかった。




〜まもなく、渋谷、渋谷………〜




「ついたぁ!久しぶりだなー!」


「私、来るの始めて…。」


「えっ!?そうなの!じゃあ、めっちゃ遊びまくろ!」




歌優は、詳しく聞いて来なかった。
こういうところは、叶星と全然違うな〜。



それから、私たちは色々なところに足を運んだ。
気づいたら、もう夕方になっていた。



「はぁー!楽しかったね!!」


私は、歌優の言葉に返事を返せなかった。


だって、目の前にはあいつが…。


父親がいる。



「星輝?どーしたの?あ!」


歌優も気付いたらしい。


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