私の人生でたった一度の恋でした。
歌優side
もう、星輝は鈍感なんだよ!!
絶対あの二人両想いなのに!
二人とも気づいてないし。。
私が動かないとね!
まずは、叶星のところだよね
コンコン
私は部屋をノックした。
一応、個人の部屋だからね!
「だれ?」
「わたし。歌優!」
「どうぞー」
がちゃ
「で、どうしたの?」
叶星は、読んでいた本を閉じてこちらを向いた。
「あのさ、星輝の事どう思ってるの?!」
「は?!い、いきなりどーしたんだよ」
あれ、焦ってる!
やっぱり、好きなのかな?
私はわらいそうになるのを我慢して話を続けた。
「なんで、そんな焦ってるの?」
「うるせーな」
「まぁ、いいよ。で?すきなの?好きじゃないの?どっち!!」
歌優は、半分脅しに近いやり方だがきいてみた。
「好きって言うか、守ってやりたくなる。」
「いや、あんたそれって…」
いや、待てよ。
それって私が教えるんじゃなくて自分で気づいた方がいいよね!
変に教えてぎくしゃくするのもあれだし。
「どうした?」
叶星は、急に黙り込んだ歌優を不思議に思って聞いてみた。
「いや、なんでもないよ!えっと、まぁがんばってね!」
‘‘じゃあ’’と言って部屋から出て行った。
「なんだったんだ?」
その頃。
「ふぅー。危なかった!まぁ、二人ともこれから茨の道となるけどがんばってね。」
〜歌優side〜END