私の人生でたった一度の恋でした。


「そんな事があったんだ。」



「うん、でも同情はされたくない。いつもの関係でいいからね!」



私達、家族はあれかれ同情の目で皆に見られ続けた。


‘‘可哀想に’’


‘‘飲酒運転だったんでしょ?’’



こんな事をずっと言われ続けた。



同情なんかいらなかった。


哀れに見られたくなかったの。



ただ、お兄ちゃんに帰ってきてほしかった。



〜歌優side〜END

< 50 / 118 >

この作品をシェア

pagetop