私の人生でたった一度の恋でした。

「そーだね!」


「え、おい、なにその話?」


「あ、いってなかったね。」


そう言って、歌優は私の体調の事を話し始めた。



「それ、本当に偏頭痛なのか?だって毎日あるんだろ?」


「うん、だけど大丈夫!病院に行ったし。」



「ならいいけど。」



それから、数日後連絡がかかってきた。



プルルルル



「はい、もしもし!」


「◯◯病院の高橋ですけど。」



あ、この間の先生だ!



「結果がでました。その事について親御さんにもお話ししたいので連れてきてもらえますか?」



「えっと、私いま家庭環境がちょっと複雑で親と一緒に住んでません。」



「そうですか、わかりました。じゃあ、星輝さんだけ来てください。」



「はい、わかりました。」



それから、日時を決め電話を切った。

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