私の人生でたった一度の恋でした。


次の日は、土曜日だったので昼間まで寝てしまっていた。


「んっ…もう朝??」


カーテンの隙間からもれた光のおかげで目が覚め始めた。


時計を見ると、昼の1時過ぎだった。


何もすることがなくて暇だった。


そんな時だった。


コンコン


「はーい。」


ガチャ


「私…。歌優。」



「どうしたのー??」


「なんか、隠してるでしょ??」


「えっ?!あっ…。」


やばっ、いきなりそんなこと言うからびっくりしちゃったよ。


でも、どうしよう。歌優には言えない。



「びっくりしたなぁ!ばれちゃった??この間、歌優のお菓子食べちゃったんだよねー。」



「そんな事聞いてるんじゃないの!!!」



ビクッ



「なに怒ってんのー??そんなお菓子とっておいてほしかったー??」


そういって笑ってごまかした。

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