私の人生でたった一度の恋でした。
失望
それからは、叶星には内緒にして普通に過ごしていった。
でも、一つだけ問題があった。
手術や入院をする時になった時親の承認が必要だった。
だけど、父親はあれから探そうともしない。
あれだけ、でかい会社を仕切ってるんだ。
私を見付け出すことも簡単なはず。
なのに、なんで探させようとしないのか。
多分だけど、もう見放してる。
「せい…か、せい、星輝!!」
ハッ!!
「あ、ごめん!」
「どうした?ボーッとして。」
「ううん、なんでもない!勉強のことで考え事してたぁ!」
「お前が、勉強のことで考え事って熱でもあるんじゃないのか??」
「そんな真顔でいわなくてもいいじゃん!もう!ごちそうさま!」
「ごめんってー」
謝ってるのに笑ってるし…。
それから、お風呂に入る準備をするために部屋に服を取りにいった。