私の人生でたった一度の恋でした。
救急車にのった後の私は意識がなくて分からなかったけどかなり危険な状態だったらしい。
目が覚めたのはそれから三日後だった。
「んっ、…」
「「星輝?!」」
「うた…う、かなせ…?」
「大丈夫?!ちょっと待ってて先生呼んでくる!!」
あれ、私。
あ、そっか…。倒れたんだ。
「ちょっと、俺も飲み物買ってくるな。」
「うん…。」
叶星、怒ってる??
私はそう思って、心配になったから叶星を追った。
見つけたのは非常階段のところに座っていて、声をかけようとしたら…
「叶星…!」
「よかった、星輝が無事で。」
叶星は、少し目に涙を浮かべていた。
「叶星…ありがとう。」