私の人生でたった一度の恋でした。
ガラガラ
「お、やっと帰ってきた!おそいぞー!」
そこには、叶星がいた。
「あ、叶星、どうしたの??」
「どうしたのって見舞いに決まってるじゃん!」
叶星は、笑ながら話していた。
「あれ?歌優は??」
「歌優は、遅れてくるってよ?」
「そっか、あのさ叶星?私の病気のこと…」
「そーいえばさ!今日、フルーツ持ってきたんだよ!」
私が話し終わるまえに遮断されてしまった。
なんとなく、焦ってる気がする。
気のせい?
「ねぇ、叶星」
「星輝、いちごが好きだったよな!食うかー??」
「叶星!!」
ズキン
「いたっ!!!」
急に、声を荒げたせいか頭に痛みが走った。
「おい!大丈夫か?先生呼んでくる!」
「いい、大丈夫、ハッ…。」
「大丈夫じゃねーだろ、苦しいんだろ?」
「少し、休んだら平気だから…」
私はベッドに行って休んだ。
「平気か?」
「平気平気!それよりさ、叶星私の病気のこと。」
叶星の顔が曇った。
「先生から聞いてるよ。なんで、俺に内緒にしてたんだよ…。」
「変な心配はかけたくなかったから。迷惑でしょ?」