私の人生でたった一度の恋でした。
次の日、私はあんまり眠れずにいた。
コンコン
「歌優?そろそろいくぞ。」
「分かった、今行く!」
私たちは、駅前の喫茶店に向かった。
家からは20分ぐらいで着くのでそこまで急ぐ必要はない。
カランコロン
「いらっしゃいませ」
黒服のスーツを着た、バーテンダーが立っていた。
雰囲気が、大人っぽく私たちは浮いていた。
周りを見渡したら、おじさんがいたのでそこに向かった。
「こんにちわ、斎藤歌優です。」
「やぁ、久しぶりだね。あれ、そちらは?」
「歌優の、双子の弟の斎藤叶星です。」
「よろしく、まぁ座りなよ。」
そこに、店員が現れた。
「失礼します。お飲物は何にいたしますか?」
「じゃあ、この子たちにオレンジジュースを二つ。」
「かしこまりました。」
そう言って戻って行った。