私の人生でたった一度の恋でした。
「あのさ、勝手なことしてごめんな。」
「ううん、ちゃんも話せてよかった。許すまではまだ時間がかかりそうだけどね…。」
「だよな。」
「でも、叶星は気にしないで!叶星が読んでくれたおかげで話せたんだし!本当にありがとう。」
「お、おう。」
叶星は、顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。
「あれ〜?叶星もしかして照れてるの??」
歌優が、からかい始める。
「うるせーな!ちげーよ!」
「焦るところが怪しい〜!」
いつもと、同じ風景だった。
そう、何も変わりがない日だった。
このまま、夜になってまた明日が迎えるそう思った。
その時だった…。