これが恋だと気づくまで
あぁ…なんで涼也から逃げて来ちゃったんだろ…謝らなきゃな…
〜次の日の放課後〜
〈涼也の教室に行く〉
「りょうや〜」
「あ。山下…」
涼也いるかな…?
(あゆなが教室をのぞく)
「涼也さぁ〜好きな人いる?」
「いや。いないよ」
「じゃあ、凛にも可能性あるよね?」
「え…?」
「凛好きな人わかる?」
「いや。」
「涼也だよ。」
「え…」
「本気だよ。涼也、凛と恋をしようよ。」
「…」
〈凛が涼也に顔を近づける〉
それをあゆなが見てしまう。
チャリン…
〈あゆなの鍵が落ちる〉
「あ、あゆな…」
「ご、ごめんね!じゃまして…」
〈走っていく〉
「お、おい!ゆーら。」
〈追いかける〉
〈凛が涼也の腕をつかむ〉
「今追いかけたって無駄だよ。」
「おまえは、何がしたいんだよ!」
「考えておいてね。凛と涼也のこれからのこと」