これが恋だと気づくまで
はぁはぁはぁ。
(息が切れる)

「な、なんとか間に合った…
 今日から、二年生か…!」



「あーーゆな!!」

誰かがあゆなに話しかけた

「亜美!!」




私の親友の坂本亜美(さかもとあみ)は、
優しくて、頭が良くて完璧な頼れる人です。

そして、最近亜美にも彼氏ができたんです…

お相手は橋島佳祐
サッカー部で、可愛い系な男子です!




この前まで私は彼氏とか
作らないから!!って言ってたのになぁ…



「おはよー!」


「会いたかったよー!」



「って、昨日会ったじゃん!」



「そーだけどさ!笑笑」


こんなくだらない会話をかわしていると
どこからか女子たちの甲高い声が聞こえてきた。




「きゃーーーーーー!涼也くーん!」
(みんなが叫ぶ)





「武士くんもいる!武士くーーん!」
(みんなが叫ぶ)


〈女子たちが二人に駆け寄る〉



「朝から涼也達、忙しそうだね…」




「だよね…疲れちゃうよねー…」




「よね…」





〈涼也と、武士が歩いてくる〉




「おーはー!あゆ、亜美ちゃーん」



持ち前の茶髪を揺らしながら話しかけてきたのは、松岡武士。
私はたけって呼んでます。
じつは、たけもかなり女子からもてていて毎日大変そうです。


たけとは、中学のときからの仲で
亜美、涼也、武士、私の4人グループは、中学の時仲が良かったんです。


あ。たけは、私のことをあゆって呼んでいます。


「たけ!お、おはよう!」



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