これが恋だと気づくまで
「顔になんかついてる?」

(龍斗があゆなにきく)


「えっ、え?い、いや!全然!」


「ならよかった。」




ギュルルルル
 あゆなのお腹が鳴る

最悪…
全然横山先輩に聞こえてたよね…


あー。最悪だ。


「おなかすいてんの?」


「や、やっぱり聞こえてましたか…」


「はい。」

(龍斗が、チロルチョコをあゆなにあげる)


「え?」


「ごめん、こんなのしかなくて。」



「い、いや!とんでもないです!!ありがとございます!!」
(頭を下げる)




(横山先輩がほほえむ)



よ、横山先輩がこっちみて笑ってくれた…

今なんて幸せなんだろ…

集会どころじゃないよ!!

< 8 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop