シーサイド・ティアーズ~潮風は初恋を乗せて~
車内でドキドキ
「支度ができましたか。では、出発いたしましょう」
玄関先でショウ君が言う。
後ろで両親が「気をつけてね」と言ってくれたので、ショウ君と私は「行ってきます」と答えた。
そして、私たちはガレージへと向かう。
「その服、俺が買ってやったやつじゃん! 早速着てくれたんだな。うん、最高だぞ」
車に乗り込むと、開口一番にショウ君が言う。
今日の私は早速、買ってもらった白いティアードスカートとライトブルーのカットソーを着てきている。
「照れるよ……」
「照れる必要ないだろ、俺の女なんだし。下着も、俺が買ったのを?」
「うん。ピンクのを着けてるよ」
「見せろよ」
「ええっ?」
戸惑う私。
自分から見せるなんて……。
「恥ずかしいから」
「昨夜、部屋で見せてたじゃん。見せないなら、俺が見る。一応聞くけど、いいな?」
「もちろん……。だけど、やっぱり……私から見せてあげるね」
そう言って、自らスカートをちょっとめくり、ショーツを見せた。
嫌がって拒んでいると思われたくなくて。
恥ずかしかったけど、決して嫌じゃないから。
その辺の誤解は、されたくなかった。
「おお、やっぱりいいな!」
満足げなショウ君。
「そっか、下着も服も靴下も、俺が買ってやったのを着けてるんだな」
「うん、靴もね」
「そうか。つまり、全身、ほぼ俺が買ったのを着けてるわけか」
ものすごくドキドキしてきて、同時に嬉しい気持ちの私。
「何だか……こうして、ショウ君が買ってくれたものばかり身につけていると……完全にショウ君のモノになっちゃった気がする。ショウ君の所有物みたいに……」
「俺は雫をモノ扱いしない。だけど、ずっと俺だけの女でいろよ」
そう言って、運転席から身を乗り出し、キスしてくれるショウ君。
唇に残る優しいぬくもりに、私は全身が溶け出しそうな気分に包まれていた。
玄関先でショウ君が言う。
後ろで両親が「気をつけてね」と言ってくれたので、ショウ君と私は「行ってきます」と答えた。
そして、私たちはガレージへと向かう。
「その服、俺が買ってやったやつじゃん! 早速着てくれたんだな。うん、最高だぞ」
車に乗り込むと、開口一番にショウ君が言う。
今日の私は早速、買ってもらった白いティアードスカートとライトブルーのカットソーを着てきている。
「照れるよ……」
「照れる必要ないだろ、俺の女なんだし。下着も、俺が買ったのを?」
「うん。ピンクのを着けてるよ」
「見せろよ」
「ええっ?」
戸惑う私。
自分から見せるなんて……。
「恥ずかしいから」
「昨夜、部屋で見せてたじゃん。見せないなら、俺が見る。一応聞くけど、いいな?」
「もちろん……。だけど、やっぱり……私から見せてあげるね」
そう言って、自らスカートをちょっとめくり、ショーツを見せた。
嫌がって拒んでいると思われたくなくて。
恥ずかしかったけど、決して嫌じゃないから。
その辺の誤解は、されたくなかった。
「おお、やっぱりいいな!」
満足げなショウ君。
「そっか、下着も服も靴下も、俺が買ってやったのを着けてるんだな」
「うん、靴もね」
「そうか。つまり、全身、ほぼ俺が買ったのを着けてるわけか」
ものすごくドキドキしてきて、同時に嬉しい気持ちの私。
「何だか……こうして、ショウ君が買ってくれたものばかり身につけていると……完全にショウ君のモノになっちゃった気がする。ショウ君の所有物みたいに……」
「俺は雫をモノ扱いしない。だけど、ずっと俺だけの女でいろよ」
そう言って、運転席から身を乗り出し、キスしてくれるショウ君。
唇に残る優しいぬくもりに、私は全身が溶け出しそうな気分に包まれていた。