シーサイド・ティアーズ~潮風は初恋を乗せて~
やがて、エサやりタイムが始まり、私たちは大水槽前へ。
職員さんが、砂粒のようなエサを撒いているのが見える。
「なんだよ~。あんまし、迫力ねーな」
不満そうなショウ君。
「これはこれで、面白いでしょ」
「俺はもっとこう、豪快で迫力あるのを期待してたんだって」
「じゃ、動物園の猛獣ゾーンがいいんじゃない?」
「そうだな!」
え? 冗談なのに。
本気でこれから動物園へ?
「くっそー。この島には動物園がないんだよな」
そうなんだ。
「今んとこ、しょぼいデートとなってるけど、まだまだ始まったばっかだからな。次に期待しておけ」
「別にしょぼくないけど」
「いや、しょぼい! だから次で挽回する」
息巻くショウ君。
私は「次はどこへ連れてってくれるのかな」と、ますます楽しみになってきた。
職員さんが、砂粒のようなエサを撒いているのが見える。
「なんだよ~。あんまし、迫力ねーな」
不満そうなショウ君。
「これはこれで、面白いでしょ」
「俺はもっとこう、豪快で迫力あるのを期待してたんだって」
「じゃ、動物園の猛獣ゾーンがいいんじゃない?」
「そうだな!」
え? 冗談なのに。
本気でこれから動物園へ?
「くっそー。この島には動物園がないんだよな」
そうなんだ。
「今んとこ、しょぼいデートとなってるけど、まだまだ始まったばっかだからな。次に期待しておけ」
「別にしょぼくないけど」
「いや、しょぼい! だから次で挽回する」
息巻くショウ君。
私は「次はどこへ連れてってくれるのかな」と、ますます楽しみになってきた。