シーサイド・ティアーズ~潮風は初恋を乗せて~
「ちょっと、ジュースでも買ってくる。何でもいいか?」
「あ、ココアか紅茶がいいな。私も行くよ」
「いいって、俺に任せろ。そこのベンチで休んでろって」
プラネタリウムを出てすぐのところ、2つ並んだベンチを指差してショウ君は言う。
私はお言葉に甘えて、座って待つことにした。
「自販機はこの裏手すぐのところにあるから、すぐ戻る。大人しく待ってろよ」
そう言い残し、ショウ君は駆け足で立ち去った。
独りになった私は、心細さを抑えきれないでいた。
そして、何やら、妙な胸騒ぎが……。
明日までに、本当に「全てを清算」してくれるのかな。
そもそも、何を清算するのかも教えてもらえていない。
そのくらい、教えてくれてもいいのに……。
私……結局、あまり信用されてない?
どんな事実であれ、ショウ君に対する気持ちはゆるぎないのに。
私は何一つ、隠し事もしないのに。
無性に悲しく寂しくなった。
耐え切れず、私はベンチを離れる。
ショウ君……まだかな。
自販機、見つからないのかも。
私は、ショウ君が走り去った方向へ向かった。
「あ、ココアか紅茶がいいな。私も行くよ」
「いいって、俺に任せろ。そこのベンチで休んでろって」
プラネタリウムを出てすぐのところ、2つ並んだベンチを指差してショウ君は言う。
私はお言葉に甘えて、座って待つことにした。
「自販機はこの裏手すぐのところにあるから、すぐ戻る。大人しく待ってろよ」
そう言い残し、ショウ君は駆け足で立ち去った。
独りになった私は、心細さを抑えきれないでいた。
そして、何やら、妙な胸騒ぎが……。
明日までに、本当に「全てを清算」してくれるのかな。
そもそも、何を清算するのかも教えてもらえていない。
そのくらい、教えてくれてもいいのに……。
私……結局、あまり信用されてない?
どんな事実であれ、ショウ君に対する気持ちはゆるぎないのに。
私は何一つ、隠し事もしないのに。
無性に悲しく寂しくなった。
耐え切れず、私はベンチを離れる。
ショウ君……まだかな。
自販機、見つからないのかも。
私は、ショウ君が走り去った方向へ向かった。