鈍感無自覚な女の子は黒猫ちゃん
      夏樹Side

心愛…。

まだ、ひきずってんのか?

俺と奏は、聞いただけだけど

あいつは、お前を責めてなんかない。

悪いのは心愛じゃない。

心「なっちゃんどーしたの?」

夏「いや、何でもない。」

心「あ、そーだ!あのね、私、凜蝶の姫になった。」

夏「そうか。
舜、今日心愛を倉庫に連れてけ。
俺と奏今日倉庫いくから。」

舜「はい。もともとそのつもりでした。
今日は桜花の方も来られる日なので、紹介しようと思います。」

へぇ~。ってか舜、なっちゃんに対して

敬語なんだね。今更だけど、みんなも

敬語だよね。先代だからかな?

心「5時間目って何だっけ?」

健「自習だよ~。
Sクラスは、午前中は、授業で午後は
主に自習なんだよ~。」

へぇ~。

港「屋上でさぼる~?」

陸「そうだな~。」

奏「あ、今日は自習じゃないぞ。
理科だ。こないだやり残した事があるんだと。」

理科?めんどくさ~。

夏「授業、初日ぐらいはでろよ。」

心「でなくても、分かるのに?」
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