鈍感無自覚な女の子は黒猫ちゃん
先「もちろんざます。」

ん~。ど~しよ~。あ、あれでいいか。

とりあえず黒板に問題かこ~。

スラスラスラ。

心「これを解いて下さい。」

先生は少し考える素振りを見せた後、

自信たっぷりに言った。

先「(高校生がこんな問題を知ってるはずないざます。でたらめに決まってるざます。)こんな問題解けるわけないざます。どうせ、私に、恥をかかそうと適当につくったに決まってるざます。」

どっからそんな自信がくるんだろう

ね~?

いっとくけど、この問題ちゃんと解ける

よ?私大学行ってたでしょ?

そこの理事長に問題つくってくれって

頼まれてつくったら入試問題に採用

されたんだよね~。

心「解けますよ?
ちゃんと、基礎ができてたらの話ですけど。」

先「私が基礎すらできてないといいたいざますか?本当に失礼な小娘ざます。」

小娘とか、初めて言われたよ。

なんかの童話に出てくる継母みたい。

先「あなたなんか、退学にする事は簡単ざます。理事長に言えばすぐざます。」

港「心愛、退学になっちゃうの?」

心「ん~。大丈夫じゃない?」

先「そんなこと言えるのは今のうちざます。退学になった後で、泣きついてきても遅いざます。」

心「本当にそうなるかためしたらどうですか?」
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