鈍感無自覚な女の子は黒猫ちゃん
心「でも、そのバイクどっかで見たことある気がするんだよね~。」

港「そ~なの?でも健人そのバイク夏樹さんからもらったって言ってたよ~。」

健「そうそう。俺が凜蝶にはいったからプレゼントなんだ。条件付きでだけどね。」

プレゼントに条件付けるって…。

隼「・なるべく改造しないこと。
  ・絶対に外装を変えないこと。
  ・売ったり捨てたりしないこと。
でしたっけ?」

なんてめんどくさい条件なんだ。

健「うん。なんかすごい大事みたいだよ。このバイク。だって、俺にあげるときに夏樹さんの代の幹部が集まって決めたらしいし。」

ん?なっちゃんの代……?

あっ!!思い出した。

心「あっ、そのバイク私がデザインしてなっちゃんにプレゼントしたやつだ。」

舜「だからあんな条件がついてたのか」

だからって幹部で話し合うほどのことで

もないと思うんですけど。

港「いいな~。それって結局は心愛が健人にプレゼントしたってことだよね。
健人ずる~い」

あの頃はまさかけーちゃんがバイクを

使うなんて思ってなかったからちがうん

じゃないのかな?

健「とにかくここちゃんは俺のに乗る。これ決定事項だからね。
ここちゃん行くよ。はい。ヘルメット。」

心「ありがとう~。」
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