鈍感無自覚な女の子は黒猫ちゃん
着替え終わって外にでると

お姉さんに2人で並ぶように

指示されたからその通りに

けーちゃんと並ぶ。

何枚か写真を撮るだけで終わった。

「ありがとうございました。
制服はこちらの袋に入れてあります。
今回の取材は来月の5日に発売される雑誌に載ります。本当にご協力ありがとう
ございました。」

来月か~。

覚えてたら買おうかな~?

健「じゃあ、ここちゃん気を取り直してコンビニに行こうか。」

心「そうだねー。
アイス買ってもいい?」

健「うん。いいよ。
みんなの分も買って帰ろうか。」

おー!!

けーちゃんが珍しく人に優しい。

桜花の人が、いるからかなー?

明日、雨降らないよね?

大丈夫だよね?

どーしよー。

季節はずれの雪とか降ったら。

健「ここちゃん手だして?」

手?えーっと急にどうしたんだろー?

言われた通りに手を出すと

けーちゃんがその手を握ってきた。

………?

ほんとになにがしたいんだろー?

健「さっき恋人設定だったし、
その続きってことで。」

心「よくわかんないけどけーちゃんが
そうしたいなら別にいいや~。」

それに、取材されるまで

手、繋いでたしね~。


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