鈍感無自覚な女の子は黒猫ちゃん
なんだかんだでけーちゃんとの

コンビニデートも終了間近。

いやぁ~。長かったなー。

雑誌の取材されるし、

不良くんたちにはからまれるし。

思ったより時間かかっちゃった。


ガラガラガラ

倉庫に戻ると下っ端くんたちが

出迎えてくれた。

『おかえりなさい。』

心「ただいまー。
これ、皆の分のアイスだから
溶けないうちに食べてねー。」

『ありがとうございます!』

健「ここちゃん、上に行こ。」

心「うん。」

ドタドタドタドタ。

ガチャ。

港「心愛、おそーい。」

陽「コンビニ行くだけなのに
なんで、こんなに遅くなったんだ?
っていうか、その服は?」

健「雑誌の取材のお礼。
ここちゃん可愛いでしょ?」

あー、なんで着替えなかったんだろー?

陽にぃにバレたらお父さんにも

伝わっておこられるじゃん。

やだなー。

陽「雑誌の取材……?」

心「そうそう。雑誌の取材。
ところで、アイス買ってきたんだけど
陸は?」

なんとか話題を変えようと

この場にいない陸のことを

聞いてみた……んだけど、

なんでこんなに静かになったの?

武「心愛、ちょっとおいで。」

武都に呼ばれて行くとなぜか

総長室の隣にある部屋に連れて

いかれた。

確か、ここって総長以外が泊まるときに

使える部屋だよね?

武「中、覗いてみて。」

そういわれたので、中を覗くと

ベッドで、横になってる陸がいた。

寝てる……よね?

え、寝てる?

も、もしかして死んだりしてないよね?

心「武都、な、なにがあったの?」

聞くのがこわいなー。

武「簡単に言っちゃうと、心愛が
出て行く前に隼人、陸にデコピン
されたでしょ?
で、その後隼人が王様になって、
陸に仕返ししたら気絶した…
ってとこかな?」
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