鈍感無自覚な女の子は黒猫ちゃん
元気よく出発してからだいぶたちました

只今、迷子です。

自分が方向音痴だったこと忘れてた…

ど~しよ~。う~ん…。ドンッ

心「あっ、すいません。」

考えながら歩いてたら木とぶつかっ

ちゃった。

?「ぶはっ。」

後ろを振り返ると黒髪の

超イケメンさんが。

?「ははははは。や、やべぇつぼった」

心「だ、大丈夫ですか?」

?「あ、あぁ。俺は中川舜。お前
さっきあの門飛び越えただろ。」

見られてた?でも誰もいなかったし…

心「人違いじゃないですか?」

舜「屋上から見てた。お前何者?」

やっば~。お母さんから家のこと

いっても言わなくてもどっちでもいい

って言われたんだけどめんどくさいから

なるべく言いたくないんだよね~

心「中井心愛。今日からここの生徒になったふつーの女子高生。」

あれ?さっきからなんか忘れてる気が…

舜「ふつーの女子高生が3mある門飛び越えられないだろ。ってか転校生がこんな時間にこの辺にいていいのか?もう授業始まってるぞ。」

あー!私、理事長室さがしてたんじゃん

心「舜だったっけ?あの、理事長室まで連れてって。」

舜「あ?別に良いけど。」
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