僕らの音楽〜Clover♣〜
プロローグ
【AKIRAside】
「Clover!Clover!Clover!」
会場での大きな歓声。
舞台袖では、何度も何度もため息を漏らす人が1人……
「はあ……」
「お前、今さっきからため息しすぎ。まだ慣れねーの?」
「だってぇーー!緊張するんだもん!」
拳を握り締めて弱気な顔を見せる。
たくっ、しょーがねーな。
「たくっ、手出せよ。」
「え?手?」
みさは、俺に言われるまま手を差し出す。
「こうやって、こうやって……よし、これで大丈夫だ。」
「え、なにこれ?」
みさは、自分の小指にリボン結びにしてある黄色い紐を見つめた。
「これは、一瞬だけ緊張を解いてくれんだ。」
簡単に説明してやると、みさは嬉しそうにうん!と言ってニッコリと微笑んだ。
っっ////
たくっ、こういうさりげない表情が一番対応に困る……
少し熱く感じる自分の顔を手で覆い隠しながらチラッとみさに視線を移してみる。
「あー、なんだか緊張解けた気がする!えへへ♪」
みさが喜んでるのを見ると俺も自然と嬉しくなる。
こうやっていつも俺はみさに元気づけられるんだ。
「Cloverさん!そろそろ出番でーす!準備お願いしまーす!」
スタッフさんに呼ばれCloverのメンバーが服やら髪の毛やら整え出す。
俺もそろそろ上着きねーとな。
「Cloverさん入ります!」
みんな揃ってボーカルのみさを前にステージへ進んでいく。
みさの背中は堂々として、生き生きしていた。
そして、"俺達"は、みさの楽しそうに歌う姿が昔も今も大好きだ。
何にでも諦めず楽しくするのがみさのもっとう。
そして、必ずやり遂げないと気が済まないという図太さ。
そんな図太さから見られない程の天然なとこや、困ってる人がいたら必ず助けるという優しさ。
そんなみさを俺達はついていってるんだ。
いや、みさだからこそだ。
みさに出会えて良かった。みさとバンドができてよかった。
みさが隣りで幸せならそれでいい。
そんな無茶苦茶なバンドだけど。
楽しいからいいんだ!
そして、今日もまたみさは仲間達の思い出がまた1つ増えた。
「Clover!Clover!Clover!」
会場での大きな歓声。
舞台袖では、何度も何度もため息を漏らす人が1人……
「はあ……」
「お前、今さっきからため息しすぎ。まだ慣れねーの?」
「だってぇーー!緊張するんだもん!」
拳を握り締めて弱気な顔を見せる。
たくっ、しょーがねーな。
「たくっ、手出せよ。」
「え?手?」
みさは、俺に言われるまま手を差し出す。
「こうやって、こうやって……よし、これで大丈夫だ。」
「え、なにこれ?」
みさは、自分の小指にリボン結びにしてある黄色い紐を見つめた。
「これは、一瞬だけ緊張を解いてくれんだ。」
簡単に説明してやると、みさは嬉しそうにうん!と言ってニッコリと微笑んだ。
っっ////
たくっ、こういうさりげない表情が一番対応に困る……
少し熱く感じる自分の顔を手で覆い隠しながらチラッとみさに視線を移してみる。
「あー、なんだか緊張解けた気がする!えへへ♪」
みさが喜んでるのを見ると俺も自然と嬉しくなる。
こうやっていつも俺はみさに元気づけられるんだ。
「Cloverさん!そろそろ出番でーす!準備お願いしまーす!」
スタッフさんに呼ばれCloverのメンバーが服やら髪の毛やら整え出す。
俺もそろそろ上着きねーとな。
「Cloverさん入ります!」
みんな揃ってボーカルのみさを前にステージへ進んでいく。
みさの背中は堂々として、生き生きしていた。
そして、"俺達"は、みさの楽しそうに歌う姿が昔も今も大好きだ。
何にでも諦めず楽しくするのがみさのもっとう。
そして、必ずやり遂げないと気が済まないという図太さ。
そんな図太さから見られない程の天然なとこや、困ってる人がいたら必ず助けるという優しさ。
そんなみさを俺達はついていってるんだ。
いや、みさだからこそだ。
みさに出会えて良かった。みさとバンドができてよかった。
みさが隣りで幸せならそれでいい。
そんな無茶苦茶なバンドだけど。
楽しいからいいんだ!
そして、今日もまたみさは仲間達の思い出がまた1つ増えた。