優しい彼女は女総長!?
慎「優菜?どうかしたのか?」


 『思い出した。何もかも全部。
  私が、龍にぃを殺したんだよね。』


慎「ッッ!それは違う!」


 『何が違うのかわからない。
  私が、殺したんだ。龍にぃの将来を
  奪ったんだよ。』


慎「優菜!お前いい加減にしろよ!」


なんで急に怒りだしたの?


意味わからない。


慎「龍はお前と血の繋がってる
  唯一の兄弟だろうが!」


 『だからこそだよ!龍にぃが
  いなくなった今、私は生きている
  意味がない。』


慎「優菜…。龍のために頑張って
  生きろよ。」


 『私にはその言葉は、もう響かない。』


慎「お前が何回自殺しようが俺はその都度
  助けるからな。」


それだけ言うと出て行ってしまった。
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