KNIFE【R-12】〜引き裂かれた愛
もう何日も経過したように思えた




「…?」





声ともつかぬ母親の声がピンと張り詰めた空気を区切った





「破裂?どうして?どういうこと?破裂?子宮って破裂なんてするの?☆〇¥□■??」





文字通りの錯乱





『お気持ちはお察しします』





「ふぅ」




事実を伝えられた30分後、ようやく冷静さを取り戻しつつある母親は口を開いた




「どうしてそんなことが?」




『はい。まれにみることなのですが…』



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