with~始まりの音


その時、アナウンスが聞こえてきた

『ここに集まってもらった諸君、まずは歓迎しよう。高月事務所へようこそ!』

「高月…事務所?」
「なに、それ?」
「知らないよぉ…」

あちらこちらから声が聞こえて
ザワザワと波が広がる

「高月…事務所、どんな事務所なの?」

私はサラに声をかけたけれど
サラは前を向いているだけだった

『君達は日本全国でふるいにかけられた選ばれた女の子達だ!私の名前はMr.ジョン。よろしく頼むぞ』

会場のザワザワした雰囲気はおさまらず
より大きくなっていく

「選ばれたってどういうこと?」
「私達なにされるの!?」

不安は私のなかにも渦巻いていた

ど、どうなるんだろう…

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