with~始まりの音


むにゅ。にゅにゅ~~~!

「にゃ、にゃににゃっにぇんにょ(わ、なにやってんの)!」

いきなり私のほっぺをつねったミホ

「今、私には出来ない~とか思った?」

真剣な顔のミホに私はなにも返せなかった

「私、いつも言ってるでしょ!
京子がアイドルになったら一番に応援するって!」

私は涙目でミホを見た

「にぇ、にぇも…(で、でも…)」

「アイドル博士の私が言ってるのよ!京子は大丈夫、アイドルになれるって。これ以上に信用できる言葉は無いでしょ?」

ミホはほっぺから手を離した
じんじんするよぉ…(泣)

「大丈夫、京子ならなれるから。」

ミホはすごいね
私、大丈夫な気がしてきた
だってミホがついてる

「…ありがとう、私、頑張るから!」

ミホは笑顔で頷いてくれた

「よし、そうと決まればあと10周だな」

「え、ええええ!?ちょっとミホ!?」

「ほら、いっくぞぉぉ!!」

「ま、待って…」

よし、なんでもやってやるんだから!

「おりゃぁぁぁぁぁっ!」



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