with~始まりの音
それから何日かたったある日
高月芸能事務所から連絡が入った
『明日の朝9時、事務所に来てくれ』
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5日ぶりの事務所はやっぱり見慣れない
「ここでお待ちください。すぐに社長が参ります」
「「「ハイ!」」」
ユウヤさんのアシスタントのナオトさんが私たちを社長室へと案内してくれた
「私たちのアイドル生活がいよいよ始まるんだね」
横に座る2人の顔は緊張してみえて、
私の声も聞こえてないようだった
私は2人の手を握った
「私たちは[with]。いつも一緒だよ!」
2人は私の顔を見て笑った
「なんでだろうな、
名前が決まっていよいよ始まりってなると、緊張してたみたいだ」
「京子さんありがとうございます
お陰で緊張が収まりました♪」
3人で目を合わせて頷いた時、扉が開いてユウヤさんが姿を現した