*アイドル様とモデルちゃん*
「…瑠樹、君…。」

「…紫音?」

「…ずっと、そばにいたい…。」


ベッドで寝ている紫音が、不意に言った言葉。

寝言なんだろうけど

俺の心には大きく響いた。


「…俺も。」


閉じた瞼には、泣いたような涙の跡があって

ずっと悩んでたんだな、と思った。

そんな紫音が愛しかった。
< 324 / 761 >

この作品をシェア

pagetop